バリのリゾートにあるのような南国テイストをコンセプトとした不動産のPRサイトのデザインとイラストを担当しました。
大学4年生のときに初めてウェブデザインの仕事をいただいた時のもので、未熟ながらも採用していただいたお客様に感謝し、今への出発点となる仕事です。制作した2005年頃は、日本においては、ADSLが普及し、光回線が登場し、一般的にインターネットが広まっていった頃でした。
当時はFLASHの技術で音や動画のインパクトを一番とするサイトもあふれる中、基本的な導線をしっかりとさせ、ターゲットとなる「インターネットを触り始めた中高年の方々」に分かりやすく伝えるサイトを目指しました。閲覧した人には、まずは、コンセプトや建築デザインのイメージを絵本のようなイラストと文章で柔らかく伝え、そこで生活する心地よさをイメージしていただく。次に、特徴やギャラリーページで現場写真を観て、より現実的な生活や使い心地を掴んでいただく。ここまでで、興味を持っていただけたら、詳しい仕様を確認していただき、さらにオプションをオススメするという構成です。
車のカタログにもあるような基本的な構成ですが、「奇をてらう前に、基本を考える。」といういことを大学で教わり、それを実践した仕事となりました。